第3話 何故かポテチの子と言われる(前編)

やばいめっちゃサボってるし映画アンドポテチで幸せそう。羨まし~。

後でログアウトしたらポテチ食べよう。あ、天使をボッコボコにした時に分かるかも知れないけど、読者の皆サマのご存じの通りVRゲームですココ。ゲーム内での1日は3時間で、丁度良い時間になっておりマス。


てくてくてくてく。(エイカの足音)

ススッ、ススッ、スススッ。

ひょこっ、サッ。ひょこっ、サッ。

ジーーーーーーーーーーー。

ドンガラガッシャーーーーーン。

「あ、これどうぞ。」

「あ、こりゃどうも」


うるさっ!後をつけられたり、椅子からひっくり返ったり、皿を割られたり。カオスなんですけど?まずはローブを買おうかな。隠れながら。


はいココでーす。面倒くさいから魔法で転移しました。私の後をつけていた人はびっくりしてるだろうね。ひゃっひゃっひゃ。転移は「風」の上位魔法の「空」で、できましたとさ。

     完。

じゃなくて、ローブ!ローブを買うの!

え?お前が話を終わらせたって?うるさいわ!


お金が無いだろって?さっきのうるさいところで最後に会話が入ってるでしょ?その時にもらったから、だいじょーぶ。多分、おそらく、めいびーな確率で大丈夫。


......それでは入りましょー。こんにちはー。


ピロピロピロリーン


おおー!めっちゃあるじゃないですか。やっぱ闇魔法使いっぽいのが良いよね。あれとかそれとかこれとか。


あ、自分で決めるんで大丈夫です。ありがとうございます。

コストは5000~1万ソルくらいかな。100ソル=1円です。

課金は無しで、モンスターを倒したり、クエストを達成したら貰えるから子供でもOKなのさ。


こ、これは!なんか闇魔法使いっぽいのきた~!黒いローブに内側はカッコいいベルトとスカートで良いですな。決定!値段は......6052ソル!買います。


「食品は要りますか?例えばポテトチップスとか」

「要ります。ポテトチップスの小をお願いします」

「はい」


ピッ、ピッ、カタカタ。


「ご利用ありがとうございました~」


ピロピロピロリーン


あ、もう着替えたよもちろん。ポテチ、開封!


ポリポリポリポリポリポリ。


うまい。本物みたいで凄すぎる。

はぁ......至福.......まずはテイムをしないと始まらなそうだな。


ピロリン♪


何か来た。どれどれ......

【大悪魔神メール】

 『エイカへ』

 「テイムするモンスターを預け忘れていたから謝罪も兼ねて強めのモンスターを送る。すまぬのぉ」

プレゼント:ヴァルキアからのモンスター「フェンリル」「マーナガルム」

『大悪魔神ヴァルキアより』

【プレゼントを受け取りますか?】

   【了承】   【不可】

ポチっとな。


ふわああああぁぁぁっぁ


【プレゼントを受け取りました】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る