芋つき蛮族流・ジュブライトノベル創作術 其の弐【描写について】🍠🍠


 ハァーイ!

 芋ちゃんのサツマイモ畑に御来園の皆様、おはこんばんちは!

 前置きはもういらないか? 

 矢良内科やらないかっていう近所の病院、ちょっと前に潰れたよ?


 というわけで、

「芋つき蛮族流・ジュブライトノベル創作術 其の弐🍠🍠」


 早速、前回も挙げていた「描写」について!


 イクゾー!!


 ☆☆☆


 描写。

 情景描写、外見描写、心理描写、行動描写、そして戦闘描写。


 一口で言っても色々あるし、共通してやるべきことと、それぞれに気を払うポイントもある。 


 いわゆる【重厚とされる描写】を積み上げ過ぎると、テンポが悪くなり読みづらさも増す。

 特に開幕で下手なやり方すると、大体ブラバ死する。

 上手くやれば強いのは言わずもがな。

 でも読み手に負担をかけ続けての耐久力勝負をしてまでプラスに繋げていくには、相当な技量と構成力が要求される。

 

「さぁて……どっちが先にくたばるか、我慢比べといこうぜ!」

 

 なーんて真似をやってもカッコイイのは物語の中だけ。

 芋ちゃんは別に読み手を倒したいわけではないのでやんない。

 でもフラムくんにはどっかでやってもらいたい😎


 逆に【軽すぎ、淡白すぎな描写】ばかりでもスカスカになる。

 台詞や出来事を主眼に楽しむことは可能だが、それで読み手に「独自のハイファンタジーの世界観」を細部まで想起させるのはまず不可能。

 それで出来るんならやる。でも芋ちゃんには無理。


 当たり前だが、重くしても軽くしてもメリット・デメリットがある。

 なら、どうするか。


 バランスを取る?

 うん、それはとても大事。

 大正解。

 でもその作者の想定したバランスが、読み手にとっていいバランスかはわからない。

 流れとして軽くやる場面と、重くやる場面は適宜繰り返していくけどね。

「軽・軽・中・重・軽……」みたいなのを「起承転結+引きの起」に重ねるイメージで。

 そこまでパターン化はせずキャラの感情や目的に合わせてやっている。


 というか個人個人の好みにかかる部分なので、常時重すぎ or 軽すぎとかでないなら然程気にするポイントでもないと思う。

 世の中には地の文で敷き詰められた話がイケるって人もいれば、逆に台詞オンリーの台本形式で楽しめる、って人もいるのだ。

 たぶん後者の方が多いがー。銀河旋風ブライガー。イェィ♪

 

 つまり描写における「軽重のバランスの正解」は、個人に依存しすぎるので真ん中かなー、っていうラインから波を付けていくのが無難。

 その上で読者を物語に更に惹きつけるなら、描写そのものを「上手くやる」のが肝要となる。


 それでは一体、どうやってその「上手い描写」をしていくのか。

 今回の創作術はキミサガを描く上での話。

 ならばここはやはり、【主人公一人称視点】である点をフル活用するしかない。


 基本的に主人公フラムの目のみならず「心を通して描ける」のだ。

 これはキミサガ世界の描写において「一人称だから他視点がかけない」という縛りを、遥かに後方にブッちぎって凌駕できるメリット。


 だって平易な文と心情の組み合わせでいけるんだもん。

 書きやすいし、伝わりやすい。

 やらなきゃ損々。買わなきゃハドソン♪ である。

 まあちょくちょくとグチャった悪文を晒すがw


 それはそうとして、順に例を挙げていこう。


①情景描写


 例えば、初夏の森。

 延々と木々や暑さの描写を長々重ねたり、「あついあつい」と独り言を繰り返して読み手に向かって説明しなくとも。


 フラムが少し進むのに苦労したり、獣の叫びが妙に気になる、など行動や心情と細かく交互・または同時に重ねて描く。

 汗ばんだ衣服とかを記せば、外見・気候・動きを一気に表現可能。

 これで読み手はフラムの立場から情景を、気持ちや手応えと共に想像してくれる可能性がグッと大きくなる。


 どれぐらい暑い、とかは不要。

 破門されたことに対して内心納得していないフラムが森の中で、「いつもより妙に鬱陶しい暑さ」と感じれば。

「いつもの気温や湿度」を知らない読み手も、フラムの感情、不満ややるせなさをベースに「自分が不快に感じるレベル」の蒸し暑さを想像してくれる。

 

 ここでもしフラムがなーんにも精神的ダメージも受けていない様子で、ズンズン森を進んでいたら「ふーん、暑そうだな」ぐらいにしか読み手は受け取れない。


 その後、フラムが苛立ちから道端の石を蹴りとばすシーンも同じ手法。

 想像以上に派手に吹き飛んだのをみたフラムが「まるで最初からそこにあったのがおかしかったようだ」と感じる。

 これをフラムは無意識で「いままで塔にお前がいたこと自体が間違い」だと暗示されたように感じてしまい、突然捨て鉢になる、という流れ。


 一読してもらってそれが伝わっていなかったとしても、何かしら雰囲気を感じてもらえば十分。

 気づかなくても話としては成立するので、こうした表現を大小を至る形で繰り返して積み重ねる。


 本来森の平穏を乱すはずのグリフォンの母親・・を、フラムが衝動的に守ろうとしたのも……それとなく察してくれたら芋ちゃんは嬉しい。

 

 三章序盤、馬車で思い切り街道を駆け抜けるパカラってくシーン。

 あれも同様。

 フラム自身が「楽しい、気持ちがいい」という反応を全面に出していく。

 それで読み手は頬に受ける風は涼やかに、草原の若々しい草木も香りさえも連想してくれる。


 そうした読み手の優れた感性・想像力を借りて、様々な情景を想像してもらった結果として、「比較的平易な文章で」キミサガの世界を追体験してもらう。

 ジャブを刻んでボディーでガード落として、最後に右ストレートでノックアウトである。

 私はもうちょい頑張らないと社会からドロップアウトである。

 

②人物描写


 超絶ウルトラ大事。

 ラノベはキャラ小説なので、ほぼここが生命線。

 あれ?

 いま気づいたけど、芋ちゃんもしかしてわりと生命線短い?

 コレガワカラナイ。


 なんて話はどうでもいいので。

 この人物描写。

 必然的に出番が多くなるキャラ、特にヒロインで上手いことやれば、それだけで話を粘り強く追っかけてくれる神の如き読者すらも爆誕する。

 

 ではその肝心の描写だが……まずは主人公フラムが相手をみて感じた第一印象、心理描写を軸にしていく。

 主要キャラであれば、外見などはボカさずに一度しっかりと。

 

 髪と瞳の色は出来たら明記したい。

 顔のイメージってこの二つにかなり集約されるからね。

 瞳は目つきで性格も示しやすいし、髪は生活習慣や身だしなみへのこだわりも同時に表したりできる。


 当然読みやすさは重視するので、ただ書き連ねるのでなく、こうしたパーツごとにその人物の性格・印象を重ねると良い。

 武器を携えていたらそれが手入れが行き届いてるか、返り血で変色しているか、等でも内面を滲ませていける。


 物語の初め、水鏡に映る自分をみたフラムもそれ。

 己の姿を浮浪者と見紛うばかり等と酷評しつつ、自己紹介。

 どん底にある状態をアッピル余裕でした。

 その後は顔を洗う動きで普段の生活感を醸し出したりね。


 そしてそこから馬蹄の響きが次なる「起」としてやってくる。


 颯爽と白馬を駆り、突如現れたフェレシーラ。


 フラムは彼女をまず綺麗だとおもう。

 そこからフェレシーラの内面・立場を連想させる外見描写。

 白き女騎士で締める。

 わりとしっかりしたヒロインぽいな……からの~、戦鎚ウォーハンマーでのアッパースイングを見舞われてパニック状態になるフラムくん。


 これが如何に無骨そうな攻撃性丸出しの相手なら、まーそうだよねで終わる。

 見た目は綺麗だけど超武闘派、コメント欄でもコイツやべぇ、みたいな反応ありがとうございもす🍠

 逆に自立したカッコイイヒロイン、って評価もあって一粒1エピソードで二度おいしい。

 なんでそうなるの? っていう疑問と興味をもって読み進めてくれた人がいたら芋ちゃん超嬉しい。


 構成の話が混じってスマン。

 でもこういうのは常に連動してる。

 だって物語を動かすのは、いつだって彼ら登場人物の特権なのだから。

 モブアレナ……もとい、ミストピア教会の受付嬢ことメルアレナさんだって、自分の都合と感情で話を動かしてくる。 

 いいキャラしてる、って感じのコメントもらえて芋ちゃんニヤリってもんよ。


 ちなみにキミサガでは現在、一つの試みとしてAI出力のイメージ画像を近況ノートに貼って人物紹介ページと相互リンクさせている。

 だけど細かな反映は勉強しないと難しいし、そもそも苦手な人もいるので、それに頼りきらないように心掛けています。


 そういうのを利用しているので、芋ちゃんはAI文章生成関連に関しても別段気にしていない。

 自分では使わないけどね。

 昔、産業革命で機械式生産の普及の煽りで失業した労働者たちは――いや超脱線するし、ここらでやめておこう!w

 

 次つぎぃ!


③独自用語の描写(解説)


 ここでもフラム視点の心理描写、時には間違った知識や偏見も織り混ぜていく。

 そこから読み手と一緒に学んでいけば、無問題どころかプラスしかない。

 勘違いを利用しての伏線・逆転の仕掛けなんかも超おいしい。


 扱ったり、知った上での「使いやすい、便利」とか「手間がかかる、面倒」などといった反応があれば、特徴を伝えると共に「まるで本当に実在している」かのように読み手は感じ取れる。


 術法や術具がそう。

 狙って書いてはいたけど「読んでいると本当に使えるようになりそう」とのレビューいただき、ガッツポーズ飛び出したよ芋ちゃんは。


 でも『熱線』は未だに完全詠唱からかめ○め波ポーズキメても発動できない。

 イントネーション、もしくは構えが悪いんだろうか。

 アトマが足りんのか? それともアタマがたらんのか。

 謎は尽きない。

 しかしながら予約投稿分のストックは来年に入ったら尽きそう。

 なのでこのエッセイ仕上げたら全力で取り組む所存。手塚ゾーン。

 はい次。


 あ、淡泊すぎって言わないで。

 熱が入りすぎるとその熱で読み手を炙っちゃうのよ、解説関連は。


 だからその熱はバトルの山場とか、ここぞで開示して「おお、なるほどそうだったのか!」とか読み手が思えるようにしていけるのが理想かな!


 というわけで今度こそ、そのバトル・戦闘描写について。

 さすがは芋ちゃん、上手いこと繋げたなw


④戦闘描写。


 これも他の描写と基本は同様。

 だがしかし、超絶メリハリが求められる。


 話の出だし、繋ぎにもってこいな【正体不明】の相手であれば、その不気味さや不快感といった心情と共に描く。

 怖い、不気味、理解不能。そして不安、不穏……


 なにかしら未解決のまま進行する部分なので、フラムがなーんにも気にしてないと、こうした後々出てくる相手への印象も、読者にもなーんも残らなくなる。


 あー、そんなんいたね、で済めばまだいいけど、最悪記憶から抹消される。

 それでは描く意味もないので要注意。


 ところで芋ちゃんの愛機ノートPCよ。

 いまなんで「幼虫医」って変換候補ブッ込んできた? 

 キモイからヤメて。

 芋ちゃんの芋は、イモムシの芋じゃねーよ! 角野卓造でもねーよ!


 失敬。

 次はいわゆる【雑魚戦】の書き方。


 これは無意味に苦戦させたりはご法度。ただのストレスになる。

 その場面で活躍する登場人物のフラットな状態での強さ、判断力などを示す相手なので、可能な限りスムーズに描写。

 もし苦戦するなら、苦戦する理由・意味・伏線のどれかは込めておく。


 立ちはだかる【強敵】には、焦りや痛み、絶望感。

 これは超強めに、且つ、あまり長くやらない。


 強いストレス自体は、乗り越えた際のカタルシスに転化される。

 しかし長いストレスは、読者が疲れて途中で読むのを止めたくなる。

 得るカタルシスも一気にすべて解決レベルが求められる。

 でないとモヤモヤが残って読後感が非常に悪い。


 それをやるなら山場のみ。

 全部片付けてしまうと、次のエピソードへの引きに困るから。

 戦い終えて一息、って流れなら存分にぶっ飛ばしてやろう。 


 そしてそのぶっ飛ばし為に必須級となる、【いざ反撃】という場面。

 これは明確な切っ掛けを足場に、一気にいく。

 それまで抱いていた恐れや迷いも、自信や不敵さ、時には煽りにすら変えて一撃で仕留める。


 切れ味重視だが、山場のシーンは勝ちに結びつけるための理屈や条件、時にはポエムと言われるような強い心情も織り混ぜる。

 そこに至るまでをダラダラとやっていなければ、読み手はむしろガッツリとした決着を望んでいるので畏れる必要はない。


 皆、芋ちゃんと一緒にスッキリしよう🍠

 決めろ必殺、『熱線崩撃バニシングブラスト』!


 スマン、キミサガの技にルビ入れてないんだったわ。


 ☆☆☆


 というわけで、まずは描写に関して思いつく限りで一通り書いてみた。


 とにもかくにも、一人称視点の描写においては量や重さよりも、

「そこに生きている主人公の感じているもの」

「読み手に暗に伝えたい心情」を織り混ぜていく。


 行間を読ませる文だなんて言ったりもするが、別に作者が籠めてる意図や伏線を逐一全部読み取って、なんて話ではないんよね。


 ふとした1シーンから、実はコイツ喜んでない? とか。

 あー、口では冷静ぶってるけどヤキモチ妬いているんだな、とか。

 さっきから芋ちゃん偉そうに語ってるけど、内心ビビッてんだろ、とか。


 ふんわりとそこはかとなく散りばめた、キミサガの中に存在する空気感を味わってもらえたらそれで十分ってことで。

 最後なんか不純物混じったけど気にしないで。


 あ。それとこれは、コメントやレビューをもらって感じてることなんだけども……元々戦闘描写むちゃくちゃ苦手な芋ちゃんが、キミサガでは序盤の戦闘から想定外の評価をしてもらえているのはね。

 

 派手な動きや威力を重視した描写を重ねるよりも、今回挙げたやり方をで文章量を削減しつつ、緩急をつけたスピード感を出せているからだと思う。


 ぶっちゃけ起きてる出来事だけ書くとスゲー地味。

 焦ったり苦しんだり、そこから盛り上がったりの臨場感命です。


 まあ戦闘描写に限らず、キミサガは全般的に地味なんだけどね。

 そこまで膨大な設定を盛り込んでるわけでなく、場面場面で必要な分を追加したり、調整してやっているので、案外シンプルな作りです。


 レビューやコメントで褒めていただけるのは物凄く嬉しいけど、たぶん不必要な要素の削ぎ落としがそれなりに上手くいってるんだと思う。

 その結果、読み手が受けとる情報の純度が高まったことで、つられる形で解像度も高まってる感じかな。

 

 足りない設定とかは、なんならコメントで質問あった時点で考えて返信してたりする。

 なのでコメントや近況ノートで気になることへの質問や、ここはおかしいだろってツッコミ貰えるとキミサガはドンドン育ちます。


 皆の疑問で芋ちゃんのサツマイモ畑が育つよ!


 てなわけで、残る「描くべきもの」については引き続き、

「芋つき蛮族流・ジュブライトノベル創作術 其の参🍠🍠🍠」にて!


 キミサガでいうところの「起」「承」「結」の三段構成ってことでどうか一つ! 二つ! 三つ! 猪鹿蝶!🐗🦌🦋

 ってもう前にこのネタやってたわw


 ☆☆☆


 本日も貴重なお時間をさいてお読みいただき、ありがとうございました。


『ちょっとクスッときたり、今回は良かったなと思って下さった方へ』

 キミサガ共々、☆評価・応援コメントよろしくお願いします!


 それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ!


 勿論、更にそのまま読んで下さる方はそのままゴーゴー!

 ヤバイ深夜なのにカレー食いたくなってきた🍛!



 本エッセイはメイン作品の導線として置いていました

 是非お越しくださいませ(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

 

『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』

https://kakuyomu.jp/works/16818093085888298321  

 

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