何というか、やっぱり……
筋肉に引力は存在するんですよ。これはそういう話だと思うんですね。
彼、町田は……
電話がかかってくればそれはメリーさんで、
勤務している会社が改装業務を引き受ければそこのトイレには花子さんがおり、
街で余裕で口裂け女に声をかけられ、
当然会社には呪いの市松人形が置いてあり、
雨宿りに東屋に入ってみたらテーブルの上には十円玉と鳥居の書いてある紙を見つけると。
面白いぐらいに悲劇が舞い込んでくるんです。いや、面白いんです。
健全な肉体には、健全な魂が宿る。
そして、健全な魂は、邪な怪異をも凌駕する。
まあそうですな。
彼が、テレビをつけたら、なぜか井戸が映ってそこから髪の長い女が這い出てきて、ブラウン管から出てきて町田を睨むんだと思います。
それに対して町田は、「君は、体幹が弱い! 脚トレがなってない! 一緒にスクワットをするんだー!」とかいうんでしょうな。
彼が、同僚の家に遊びに行ったらそこは呪われた家で……
天井裏からカヤコが出てくるんでしょうな。それに対して町田は……
「君の腕立て伏せの仕方は間違っている! それでは肩しかパンプしないで綺麗な逆三角形が描けないぞ!」と言って正しい腕立て伏せを伝授するんでしょうな。
一万字で死ぬほど笑えます。何より、
フィジカルさえ鍛えたら人生、何とかやっていけんじゃねえかな。とか思えたりします。
ご一読を。そして、健康な体を。
このシリーズ、本当に面白すぎです!
とにかく主人公の町田が最高で、毎回モニター前で爆笑させられてしまうのです。
メリーさんや花子さんなど、有名な都市伝説の怪異たちが、町田と遭遇したことによって、「あらぬ結末」を迎えて行きます。
しかも純粋な退治ではなく、「彼女たち」もこれはこれで幸せだったのではと思わされるところが楽しくて仕方ありません。
毎回のバリエーションも豊富で、「今回はこう来たか!」としみじみ感心させられっぱなしです。
読んでいて妙にヴィジュアルイメージを刺激されることも多く、その場の光景を想像して抱腹絶倒となること必至です!