第28楽章 口癖
「いやー、やっぱムズイわー」
ピッコロパートの
「
ピッコロはフルートと
「いや、実際ムズイですし。ムズイもんはムズイんですよ」
食い下がる
「確かにこのピッコロは難しいね。けど
神楽坂が言うと、
「人間の頭ってね、複雑なようで、意外と単純なとこもあるんだ。たとえば、『難しい』って聞くと素直に難しいんだって思っちゃう。難しいから無理だな、難しいからできなくてもしょうがないな、って勝手に頭の中で変換するんだよ。
だから難しい難しいってずっと言っていると、できなくても仕方ないねって頭が判断して、頑張らなくなっちゃうらしいよ。
できないことの言い訳を先にしているわけだからね。」
「じゃあ、どうしたらいいんですか?」
「こういう時には、否定形を使うんだ」
「否定形?」
「そう。否定形って、脳が混乱するんだよね。例えば、○○しないわけではないこともない。って言われた時に、結局するのかしないのか、
簡単じゃない、って言われたら簡単なのかな? 楽勝じゃない、っていわれたら楽勝なのかな? っていう風にね。
脳の仕組みを
ほらみなさい、と言わんばかりに
「でも、口癖なんてそんな簡単に直るもんでもないと思いますよ」
「まあな。難しいなんて言葉、みんな使うしな。でもまあ、
♪今日のワーク――――――――――――――♪
言わない方がいい言葉、ついクセで言ってしまう言葉は、意識していられれば言わないのだけど、ふと気が
チーム内、部活内で禁止ワードを作って、言ったら「言ってるよ」「今言ってたよ」と教えてあげるゲームをしてみよう。
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