第3話 仕方ない…
「中々良い『職』を得たようじゃな。
まあ、アリスティアの求めてた『スキル』とは方向が違うようじゃがな。」
これが旦那様、アリス坊ちゃんのお父上アリエルドさんっす。
『領主』職を持っててここらへんを治めてるっす。
奥さんはエリックさんっす。
「じゃあ来年からの職業訓練学園の準備に入らないとね。」
「あぁ~それなんだよなぁ。
メイドとしてジャバは連れて行けても、基本学園には『無職』がいないから『ハズレスキル』持ちがいないんだよね。
研究が進まないよ…」
「仕方ないじゃない、『職業』を持つ者は国のために働くのは当然でしょ。」
そうなんすよねぇ、普通『職業』自覚したら職にそった考え方になるっすがアリス坊ちゃん変わってるっす。
「学園に行く前に、出来るだけ『ハズレスキル』について調べとかなきゃ。
オレが『ハズレスキル』なら良かったけど、違ういじょう『ハズレスキル』持ちを鍛える方法を考えなきゃ。」
ブツブツ言いながら出て行ってしまったっす。
「『ハズレスキル』の研究もいいけど学園に通う準備も怠るなよ…あぁ…
もういなくなった。ほんとにアイツは…」
「まあいいじゃありませんか。
ちゃんと学園には通ってくれそうだし。」
「まあそうか。」
親御さん達ものんびりしてるっす。
「そんじゃ様子を見てくるっす!
どうせウチの『スキル』も調べるっすよ。」
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