第27話

「ねえ、設楽君はあの蓮見君と友達なの?」


絶対お近づきになれないような美人が俺に話し掛けてくる。


「あー…なんで?」


バイトで備品整理をしている俺に彼女は近づく。



「どうにか食事会とか誘えない?」


「それは無理でしょ?アイツ彼女いるし。」



そう言うと彼女は驚いた顔をする。



「…彼女?蓮見君に?」


「ああ、とても大事にしている彼女がね。俺でも友達にさせてはもらえないくらい警戒されてる。」



「そんな……」


彼女は肩を落とす。



「諦めた方がいいよ?蓮見は彼女をきっと手放さないと思う。」



あの気難しい蓮見が若森さんを好きになった理由とかは正直興味があるんだけど。




まさかふたりが兄妹だなんて……。

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