第2話
「大体ね、かすみをひとり暮らしさせて安心とか可笑しいと思わない?」
蓮見君は大学が終わると大体私のマンションにやって来る。
「…蓮見君がお母さんに逆らわなかったらもしかしたら一緒に居れたかもしれないのに。」
「だって、無理なものは無理でしょ、手出さない方がおかしいと思う。」
蓮見君は私が持ってる参考書をパラパラ見ながらサラって答えた。
「ほら、手を繋ぐのもキスもダメとか言われてたんだよ俺。全然守らなかったけど。」
…そう、だから母親は私をあの家から出した、ある危機回避のため。
「きっとね、両親は俺がかすみをすぐ妊娠させるんじゃないかって心配してるんだよ。俺そこまで馬鹿じゃない。」
…よくご存知で。
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