第5話 いつも眠そうな太陽くん
私、大狼汐恩のクラスにはいつも眠そう人がいる
名前は出雲くん
彼は太陽みたい人でいつも周囲から「太陽」なんてあだ名で呼ばれている
彼の近くにいると陽だまりの様な暖かさがあっていつも眠くなる
朝早くに起き学校に行く支度をする
彼に1番に挨拶することが最近の楽しみでいつもより少し早めに起きてしまう
彼は今日も眠いのか、それとも一緒に寝てくれるのか
今はそこが気になっている
先日は彼と勝負をして勝ったので夏になったら奢って貰おう
昨日あったことを考えながら支度をしていたので早くに終わってしまい
少し時間が余ったので早めに登校することにした
私は最近、最近って言ってもここ数年はネトゲをしている
名前は「ウル」
彼、出雲くんのネトゲでの名前はわかりやすいもので学校であったときにすぐに彼だと気づいた
彼は私がいつも寝ていても優しく声をかけて起こしてくれる
私が普段寝ている原因は夜遅くまで起きて一緒にゲームしてる君のせいでもあるのに
出雲くんは私が「ウル」とは知らない
でも出雲くんが気づくまでは私が「ウル」だと言うことは言わないようにしている
気づいた時の彼の反応が楽しみだ
そんなことを考えながら歩いていると彼の姿を見かけた
今日も欠伸をして眠そうにしつつもちゃんと登校してる彼の姿を見て
近くに行き声をかける
「出雲くん、おはよう、今日も眠そうだね?」
「おはよう、大狼さん」
「昨日遅くまでゲームしてたから寝不足でさ」
「夜更かしは良くないよ?ちゃんと寝ないと?」
「いつも寝てる大狼さんには言われたくないなぁ」
会話をししつ一緒に登校する
まだ季節は夏でもないのに日差しは暑い
もうすぐ梅雨の季節になるからか少しジメジメとしている
「今日は雨が降るかもしれないって出雲くんは傘は持ってきた?」
「あれ?そうなの?今知ったから持ってないよ」
「天気予報は見れるときに見ないと」
「確かに、そうかもね」
そんな会話をしつつ私たちは学校へ向かうのだった
今日も寝ている狼さん 菱刈 @gutenMorge12
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