妨害されて恋に傷つき、記憶を失っても本当の想いは無くならない

引っ込み思案な瞳子は、一冊の本をきっかけに保科へ恋心を抱く。
しかし、悪意ある噂によって誤解され、クラスで孤立してしまう。深く傷つく瞳子。
だが、それだけでは終わらなかった。

執拗で陰湿、計画的な悪意は彼女に向けられ、信じていた親友が敵であることに誰も気づかない。

やがて瞳子は追い詰められ、ついには記憶を失ってしまう。

底深い闇は瞳子から全てを奪った。

それでも――本物の想いだけは消えることはなかった。

濃密な心理描写で語られる音楽と恋と青春(アオハル)。
切ない想いに触れてみませんか?
純粋でひたむきな恋を感じたい方におすすめの一作です。
心が洗われるような読後感に包まれました。

そして後日談も最高。
クールで、独占欲強めの“拗らせ男子”って……やっぱり良いですよね💕