騎士団に所属しながら、騎士ではなく雑用係として働くフリン。
暴れ馬をあっさり止め、何十本もの剣を軽々と運び、武具の整備まで一流。さらには本人が「空振りした」と思った一太刀が、とんでもない結果を残していて――。
それでも本人はいたって真面目に、
「俺なんてただの雑用係」
と思っているのが面白いです。
周囲が驚けば驚くほど、本人だけが「みんな俺を買いかぶりすぎでは?」となっていく。この認識のズレが気持ちよく、クロエとの微笑ましいやり取りもいいアクセントになっています。
そしてついに、騎士団長直々の指名で魔物討伐へ。
雑用係のつもりのフリンが実戦に出たらどうなってしまうのか。ここからの「本人は普通にやっているだけなのに……」が楽しみになる作品でした。