家族:マリア

第39話

不思議な不良、真壁郷のことを考えているうちに車は家に着いた。




「あれ?あの建物は?」




家のすぐ近くに小高い丘がある。



そこにガラス張りの大きな建物が三つ建っていた。




「今のお父様のお勤め場所よ」



「そうなの?大学は辞めちゃったんだ?」




「国からの依頼で、あそこの最高責任者になったの。国際的な研究に携わっていてとても名誉なことだわ」




話しながら神尾先生が運転席からリモコンを操作すると門が静かに開く。




ゆっくりと車が通過すると門は閉まりだした。




「着いたわよマリア」



「うん」




玄関の前に車を停めるとトランクに積んだ荷物を取り出した。




そのとき玄関がガチャッと開いて弾けるような笑顔が現れた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る