舞台はホストクラブのバックルーム。あるのは薄汚れたテーブルとソファとパイプ椅子。登場人物はほぼ、主人公とショウさん。まるで小劇場で観る演劇のような、簡素な舞台なのに、ストーリーに引き込まれる雰囲気がありました。これ以上書くと、流石にネタバレになってしまう。だから、わたしから言えることはこれだけ。ぜひ最後まで読んでみてください。きっと、もう一度読み返してみたくなりますよ?
寒さと暗さとに満ちた、雪だけがなにかを叫ぶように吹きとぶ、そんな窓の外は、冥界のように深く。そんな窓から、心残りをいだいて死んだ者がのぞこうとするのは、無理のないことなのかも知れません。そして、ほら……窓の内側にも……。
王道のホラーですね。ビルの9階にあるホストクラブのバックルーム(控え室)そこで、先輩ホストの「ショウさん」の話を聞く主人公。ショウさんは誰とも馴れ合わず、悪く言えば孤立していた。彼の話によると、窓の外から女が覗くらしい。9階にあるこの部屋の窓から……会談話かなあと思ったら、ラスト数行でどんでん返しがあります。ご一読を!!
読み進めながら最後。涙腺が緩むのを感じました。
これはホラーであり、恋愛ですこれは仁義であり、不摂生な世界夜の世界でどう生きたのかそして、、、車窓から見る雪模様のように、風に流れる結晶たちその風に靡く、雪とは違うモノたちへのレクイエム(鎮魂談)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(28文字)
淡々と語られる日常。その中で出会った<人>との思い出。それが結末で崩壊する。これは紛れもなくホラーだ。