思ひ出
覚えている、声も顔も覚えていないが言われたことだけ覚えている
それがずっと脳裏に漂っている、こびり付いた悪臭のように、思い出が心を蝕んでいる
あの頃を思い出すのは何度目だろうか、もう思い出す年月さえもかすれてしまった
あなたに会いたい、思い出のあなたに言う
だけど答えは返ってこない
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