次のお茶会

第7話

次のお茶会にて。


「セレイア……一緒に出掛けよう! どこがいい?」


「……植物園」


恐る恐る尋ねるとセレイアは無表情で答える。

行きたくない訳ではないのだ。

アレクサンドリアは断られないことに安堵した。


セレイアは考えた。


「好き」と伝えようとすると「嫌い」になり、「嫌い」はそのまま「嫌い」と表現されてしまう。

しばらくしてセレイアは「普通」という技を編み出した。好意が制限されているのだから好きでも嫌いでもない「普通」が使える事に気が付いたのだ。


しかし、この言葉は使い方によってはムカつく。


殿下とデートしてもしも「今日は楽しかったか?」とか聞かれて「普通です」なんて答えた日には……もう、絶望しかない。


(大好きな人と出かけて普通な訳がないじゃない!)


「私のバカァ~!」


しかし、そう答えるしかセレイアにはもう選択肢がなかった。

セレイアはいろいろシミュレーションして一喜一憂していた。

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