第51話
神代くんの目の前にしゃがみ込む。
小さな寝息をたてて寝ている神代くん。
少しだけ伸びた前髪がサラッと流れるのを防ぐように神代くんの髪を指で梳く。
伏せられた長いまつげ、毛穴一つない透明感のある肌、高い鼻に形の整った血色の良い唇。
「…………綺麗」
頬を撫でると擽ったいみたいで、少しだけ眉間に皺が寄った。
可愛い。
自然と体が動いて、皺の寄った眉間にキスをしてた。
唇を眉間から離す。
起きたかなと、少しドキドキしながら顔を覗き込むと眉間の皺が消えて目を瞑ったままだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます