失礼なことを言うかもしれないのですが、直近読ませていただいた作品は家族という他者や家庭から延長して社会的な関係までテーマが及んでいたように思います。それよりこちらの軸が内的感情にある作品の方が圧倒的にいいです。
混乱の中にある、止まらない感情の揺れ?暴れ?がすっごい瑞々しくて楽しかった。複雑に思考しているようでいて、よく読むとすっごい低IQに陥ってる様子がめちゃくちゃ可愛くて好きです。
加えてテーマとしてもすごく強烈に伝わってくるように感じました。好きな人、好きな人のタイプ、自分とのズレ、自分自身。ラストの展開も含めて自己認識、他者との関りがすごく鮮明に書かれています。
すっごいおすすめです。