第28話 となりの自慰行為
毎月、月初に席替えがあった
みんな楽しみにしている行事だ
新学期は、名前の苗字順で座るというのが決まっていた
次は身長順だったり
それは不公平だという声もあがり、くじ引きになった
ひとりひとりくじを引いて歓喜、悲哀・・・
一番前の席になるのは誰でもイヤだったと思う
そして、私はというと後ろから二番目!
友達からはいいな~といわれたが、ちっともよくなかった!!
土谷という男の子ととなりの席になった
『よろしく~』などと挨拶をした
初めての異変
テストが行われた
私は一生懸命に問題を解いていたので鉛筆が止まらなかったと思う
しかし、となりの土谷の腕は机の上にない
????????
なんと!ズボンのファスナーを開けてナニを出していじっていた!!
『うわっ!』私はテスト中の静かな教室で声をあげてしまった
次の瞬間、土谷がその汚い手で私の腕を思いっきりつねった
今度はあまりの痛さに『痛っ!』
黙ってろ!と言わんばかりに土谷が睨む
『どうしましたか?』先生が近寄ってきた
『あ、なんでもないです~』と答えるしかなかった
気持ち悪っ!今のなんだったの?
まだその時はその行為がどういうことかわからなかったが
なんか人に言ってはいけない、(いや!言えるわけがない!!)見てはいけないことなんだろうと察した
それからも、土谷は度々自慰行為を行っていた
私は、ぴったりとくっつけられている机を少しずつ離して隙間を作り出した
土谷への抵抗だ
でも、帰りの掃除が終わると元に戻されている
先生に席替えをしてほしいと言いたかったが、変えたばかりであるし、理由が理由なので言えず一か月我慢した
今、大人になった土谷はわいせつ罪などで捕まっていないか?少々心配である
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