浦島太郎🐢その5

🐢そして地上へ


浦島:「景色がすっかり変わってるぞ!」

亀:「お待ちしてました。私は亀型AIです」

浦島:「え?もしかしてロボットなの?」

亀:「ハイ。でも四次元ポケットはありません」


🐢玉手箱の中身


浦島:「訳分からんが、この玉手箱あけてみよ」

浦島:「亀君、中には何が入ってるの?」

亀:「さあ、開けた事が無いので知りません」

浦島:「未来なんだから誰か開けといてよ!」


🐢玉手箱を開ける


浦島:「うわ!髪の毛が真っ白になったぞ?」

浦島:「……ん?フタの裏に何か書いてある」

─『新製品のヘアカラーをお楽しみ下さい』─

浦島:「いや、歳とるんじゃねーのかよ!」


🐢そんなバカな!?


浦島:「あれ?あのお城みたいな建物は何だ?」

浦島:「なんか垂れ幕が掛かってるけど……」

─『乙姫ワンマンショー第三部会場』─

浦島:「いや、なんでやねん!」


──めでたし、めでたし──


……ハァ、疲れた。

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