まさに水母の干物のごとく、明るく透き通って、乾いた……底知れぬ恐怖。

夢から醒めてみれば、耳にひびくは戸外からの聞きなれぬ声。
水母の乾物、そんな聞きなれぬ声に、かすかな興味をそそられて。
いつものごとくに妻と言葉を交わし、朝飯の菜に買ってきてくれと、何げなく頼んでみた。その彼方には……。

あなたもどうぞ、表へ出ていらしてください……水母の干物を買いに。