この声はもう誰にも届けない
私は声が出せないので、母が代理で病院に連絡してもらうこととなった。
結果
「明日の午後に来て下さい」
声が出なくても
まあそんなもんだ。
私にとって大変なことでも、医者には関係ない。
私は諦めモードに入った。
そんな私がすること。
断捨離という名の身辺整理だ。
家にいるしかない環境下
インドアは強制されてなるものではない。
それは監禁だ。
私はありとあらゆるものを捨てた。
死んだらあの世に持っていけるものなんてない。
卑屈になって
どんどん捨てた。
死んだらというと、私は過去に死んでも血の滲む努力で得たこの声は誰にも奪われないとどこかで書いたことがある。
その声、誰に奪われた?
この声は心因性のもの。
ならば、ストレスのもととなる存在?いや、違う。
きっと、その声を消したのは私自身だろう。
人と話をするのが好きで、私は基本通話を好んでいた。
生まれつきの視力の悪さもあるが、チャットが得意ではない。
それもあったが、人見知りのくせに人と話すのが好き。
そんな私に付き合って下さったこれまでの方々には感謝しか浮かばない。
この声がなくなった今、それも叶わないが、ありがとうと言える日常がどれだけ貴重なのか
また、今後、声が戻っても人と話すことはないだろう。
正直迷惑だと、わかったから。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
私の声が消えた時 しょう @murasaki385
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