生きてるだけで
今から、昨日のことを書きます。
医者にいうと、こらで客観的に見れるらしいです。
どうでも良くなって、狭い部屋を彷徨えば、包丁がありました。あいにく、買って指で数えるぐらいしか使わなかった、それは切れ味が良さそうです。
『やめて。死なないで』
声が聞こえて、後ろを振り返るとゆーくんがいました。さしぶりに見えたゆーくんはあの頃と変わっていないと思います。
「離してくれない」
『やだよ。だって、離したら切っちゃうでしょ?』
「あなたもあいつらみたいに偽善者ぶるの?」
『仕事できなくてもいいの』
「何言ってるの」
『彼氏取られても復讐なんて考えなかったでしょ。えらいよ』
「だから、何よ」
『生きるだけで偉いよ』
「私、そんな幼稚に見えるわけ? あの頃と一緒だと思ったわけ?
病にかかり、生きるか死ぬかを彷徨ってきたあの頃のように。素直に信じるって思ったわけ!?」
『生きてるだけで偉い。だから、偉いの。幼稚でもなんでもないよ』
「意味がわからない」
『生きてるだけで、えらいんだよ。よくがんんばったね。でも、私はあなたがここにくると悲しいんだ。ごめんね。君にはまだここにいて欲しいんだ』
こんな会話をしました。
命 のんびり屋 @habataku
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます