・・・誰にも代わりは居ない・・・

第4話


いつも君は、頑張るね?

会った後に笑顔で『またね。』と・・・

君はいつも言うけれど・・・


なんだか寂しそうな背中・・・


また、あの人の事で・・・

悲しいんだね?と僕はいつも思ってるよ?

君はあの人を思い、傷付き・・・


それでも、辛さを隠して笑顔だね?


本当は、泣きたいのを笑顔にして・・・

本当は、弱音を言いたいのを我慢して・・・

部屋でひとりで、泣いてるんだろうね?


君はあの人だけを思うよね?


僕には君だけなのに・・・

君だけが必要なのに・・・

あの人なんだよね?


片思いして、届かない思いをひとりで抱えて・・・


大丈夫なんかじゃないのに

笑顔までしているよね?

あの人の隣には、君以外の人だものね?


頑張らなくて良いんだよ?


我慢しなくて、良いんだよ?

君は僕にとって唯一の大切な人・・・

世界で一番愛おしい人・・・


なのに君の瞳には、僕が居ない・・・


君は、あの人だけを見ている・・・

何処かに希望を抱いたまんまで・・・

あの人だけを・・・


無理しなくて良いよ?泣いても良いよ?


いつも『またね。』と笑顔で

寂しそうな背中・・・

もういいのに、何処かに君は・・・


あの人の隣に居れる。と微かな希望・・・


もう、いいんじゃないの?

その一言が、言いたくて・・・

言えなくて・・・


明日には言えるのかな?


僕には君だけが必要なんだ・・・

僕じゃ駄目なの?

もう、頑張ったじゃない・・・



その一言だけが言えなくて、君の瞳には僕は無理ですか?


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