第2話

高校に入ってからはおとなしくしておこうと心に決め、銀メッシュが入ってる髪をウイッグをかぶって登校して金のピアスも見えないように髪を少し伸ばした。

一人称も僕にしたから喧嘩するなんて思う奴はもういない。

僕の特等席の体育館裏にこっそり持ってきた中庭のベンチに寝ている奴がいるとは。

顔を見なくてもわかってしまった。金メッシュに銀のピアス。

仲間だった松本冬也なんでまだ戻してないんだよ。バカ

残念ながら俺は冬也の口から出てくる言葉が怖くて話しかけられないな。

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