第41話
呼び止めてきたのが千夏ちゃんってことに驚きながら話を聞くことにした。
最近雫といる体育館裏で。
それが面白くて少し笑ってしまった。
「こんなとこまで来てもらってありがとうございます」
「いいけど。」
私が笑ったことはスルー?面白いなぁ千夏ちゃん。
しかもなぜか敬語だしさ。
「今更なんですけどありがとうございました。
私っていつも自分の意見が言えなくて。皐月さんだって思うことはあったと思います。すみません。美咲さんから助けてもらう感じになってしまって。嬉しかったです。」
まさかお礼を言われるとは思わなかった。そんな謙虚に。
「いやいいよ気にしなくて。自分のためにやったようなもんだから」
「いやそんなこと関係ないです。私は嬉しかったのでそれでいいんですよ。」
そう言って千夏ちゃんはいい笑顔で笑った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます