第34話

side帝

「俺だって雫になりたかった。器用だし何をさせてもすぐこなす。それに比べて俺は失敗ばかり。男と女いや違う雫になって上手く付き合いたかった。

まぁそんなことばかりも言ってられないってどこか諦めてた。皐月に会うまでは」

ちらっと雫を見ると頷いててやっぱりそう思うと嬉しかった。

「皐月はさ気づいてないけどかっこいい。頑張ってるし応援したくなる。言い訳しないし本音でぶつかってくれる。変わりたいって思ったの皐月のおかげ。雫と会えたのも皐月とたくさん話せ中で気づけたからたくさんのことに。だからありがと」

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