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第1話

田中皐月。友達何ていない。みんな仲良くしてくれるのは最初だけだったのに。


今日から中学生になる皐月にタイムスリップ?何で?てことは8年前?もしかしてあの能力が消えたのと歓迎あるんだろうか。

「おはよう皐月」


「おはよう」

私の朝はお母さんの笑顔から始まる。そして挨拶をしてくれるのも朝はお母さんと先生だけだ。こんなの何が楽しいんだろう。何度も考えたけど答えは出ない。

私がターゲットにされたのは些細なこと。

いじめてるリーダー小林美咲に刃向かったから。

「美咲ちゃんはいつも誰かにやらせるよね。

たまには自分がやればいいのに。家が偉いからってさ」

「はぁ?ばっかじゃないの?私が使ってるように見えるの?そうじゃなくて自分からやりたいって言ってるのねぇ。千夏ちゃん。」

千夏ちゃんは恐怖だったと思う。私と美咲ちゃんに挟まれてどちらの味方をしようかと思うまでもなかったんだろう。

「うん。」

ためらいもなく返事をした。

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