たまごのきみ

永瀬鞠

 

誰かわたしを見つけて。

わたしはここにいるよ。




【たまごのきみ】




「おいおい、そんな略し方じゃ伝わらないだろ。略さず書け、卵かけごはんが好きな君って」


「それ略しても『たまごのきみ』にならないからね。ていうかそもそも何かの略なのこれ?」


「あ、ちょっとそこの醤油とって」


「あんたは本当に卵かけごはんのことしか頭にないな!」




改題

【卵かけごはんが好きな君】




「なに勝手にタイトル変えてんの」


「いただきまーす」


「人の話を聞け!」



ある朝突然私の前に現れた自称天使の男。

何しに来たんだこのニート天使は!!



(本当は、)

(私と君の話)

(っていう、ただそれだけの話。)



「殻に閉じこもってちゃ、見えるものも見えねーよ。

怖くても目を開けてみな。

お前はここにいるし、

お前を見てる俺がここにいるだろ」

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