第37話

「お前がショウヘイに放ったのもそれか!!?」

「イエース」

足下目掛けて指を弾いてきたのを手をつけ足を上げてかわした。こちらはダンスの要領だ。

滑り込みその手を蹴り払う。

「疎かになってるよー」

頭からの着地は防いだが肩を強かに打った。

「ッ!」

左肩は数日前にも打ち付けた所。悶絶しつつ踵落とししてきた足を右手で掴み立ち上がった。

身長は高校生以来伸びていないが、差は充分あるし、腕を上げればなおのこと。

先を読んでアキは上半身を捻りパワーを放ってきた。

目の前でバリアとボムがぶつかり合いスパークする。

それを利用しユウヘイは間合いを取った。

「へっ…チビ」

砂埃にまみれながら得意気な表情を浮かべるユウヘイ。

アキも着地しユウヘイを睨み付けた。


「――……叔父さん……」


不意にポツリと間の抜けたショウヘイの声が聞こえてそちらを向いた。

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