第7話

得意げに言う仕草がエイジに似ていた。

「しかし、こんな緩い服装でいいのだろうか?」

「それ“tanabe”作品だぜ?ヴジュアルブランドで高いんだ。ってエイジおじさんが言ってた」

コウヘイは煙草に火を点ける。ヘビースモーカーはコウヘイが継いだ。

「…そうか……」

ハヤテは鏡を見る。

そのエイジに似た姿に自分でも驚く。

一着着るとだんだん他の服も気になってきて、気が付けば、小さなファッションショーになっていた。


ユウヘイは「ジャーン!」「バンドマン風」などと写メをエイジに送った。


二時間ほど盛り上がった挙げ句だが服はきちんと決まった。


アメリカでは夜勤のためエイジは携帯をオフにしていた。

「はぁ??何やってんだあいつら…」

数時間後、携帯をオンにして届いたメールの数々に呆然とする羽目になる。

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