第38話
イヴは静かに言ったきり、それ以上自分の背中の刺青については話さなかった。
後に気になったレイリードが調べたところ、彼女の調査書に記述があって、
実はあの刺青は、イヴの父親の故郷である東照機国の医療機関で行われた医療行為によって印されたものだったのだ。
あれは、イヴの罪の証。
あの無機質に並列された数字や文字は、イヴが自身の体をある最新の医療行為に捧げたことを意味している。
その数字や文字がどんなことを印しているのか_____
それは何らかの事情によって体の一部を失った人間に、自らの体の一部を差し出したということなのだ。
どの部位をどの人間に差し出したのか、そしてどの部位を医療技術の発展のために検体として差し出したのかが書かれている。
そして、当たり前のように五体満足に見えるイヴだが、その体は義足と義手によって支えられている。
人口的に作られたものでその体を支えているのだ。
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