第53話

すみれおいでと呼ぶと不安そうな顔をしていたため、俺は胸に抱き寄せた。すみれはおじさん。ごめんね。痛かったよね。熱かったよね。私のせいだよね。という。すみれ、お前のせいじゃない。私は大丈夫だ。この背中の跡はお前を守れた勲章だ。だから気にするなといったが、すみれはこういった。あの時、私がおじさんに着いていったから罰が当たったんだよ。ごめんなさい。というこいつ。すみれ。それは違う。おじさんな。すみれが来てから毎日、楽しいぞ。最初はお前の常識外れの行動には驚かされたさ。でもさ。それって大変って思うだけで実は楽しい思い出としておじさんは残ってるのさ。今、すみれが嫌だってのならおじさんはすみれと離れるぞという俺に、私、おじさんといられるなら何もいらないよ。私おじさんの事好きだもん。というのだ。その言葉を真に受けてはいけないと思ったが、よかったというと、気を失った。俺は突然だったため、すみれどうした。おいというと揺さぶる。ナースコールを押して医師が来てくれたので説明した。夕坂さん。ベットにその子寝かしてあげてくれませんかというと、本当はすみれを抱いていたかったが、医師が見れないと思い、指示に従った。そして医師がこういった。息もしてますよ。多分、その子気が張っていたんでしょう。だから安心したんだと思います。ゆっくり寝かしてあげてください。というので、私もすみれの横で寝られるのがうれしかったので一緒に寝ることにした。

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