第45話
それを直に聞いた泰虎は、爆笑しながらこう言った。
「アハハハ、安藤君って馬鹿っすね!!」
「てめえも俺が鞄持ってなかった事に気がつかなかったじゃねえか。」
「……。」
でも、鞄を忘れた事に関して何も言えない俺は頭を抱え込んだ。
俺、重傷だ。
早弥と会えないだけで、話せないだけでこんなになってやがる。
俺はもう一度溜息を吐いてから、何も持たないままに教室に向かった。
それについて来るように、泰虎も少し小走りで教室に向かった。
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