第42話

と思っていた矢先に-----




「早弥君、おはよう。」



「おはようございます、進藤さん。」




そういやあ、早弥って風紀委員だったわ。



朝早くから校門に立ってたんだった。



俺はがっくりと肩を落とす。



会いたくは、なかった。




出来れば、会いたくなかったんだ。



会えば、喋りたくて仕方がないから。



会えば、抱きしめたくて仕方ないから。





だから、会いたくはなかった。



俺は早弥を見ずにただ下を向いていた。



それを見たらしい、泰虎は気を紛らわすためかにこっと俺に笑いかけた。



そして……



「安藤君、今日の夕飯は何がいいっすか?今日、お譲に聞いても『銀髪のおにいちゃんと食べられたらそれでいい』って聞かなかったんっすよ。」



“困ったお譲ですよね”



と付け加えて、ニコニコと笑う泰虎。

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