第251話

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「…ぐずっ」



場内には、オレのそんな声が響いた。



…大声で泣いちゃった所為か、頭痛い。



オレは頭を抱えつつ、二人に向かってお礼を言おうと口を開いたのだが、上手く言葉が紡げない。



それに気づいた裕貴がクスッと笑って言った。




「そういうのは照れくさいから、気にするな。俺がただしたかっただけだから。」



そんな優しい顔つきでほんのり笑うので、何だか胸がドキリとした。



裕貴もあんな顔が出来るんだ…。



そんな風に思いつつ、オレは裕貴にお礼を込めて頷いた。



隣にいた朱希君もニッコリと笑って、オレを見ている。




二人とも優しいなぁ。



なんて思いながら、オレは目をこすった。

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