第219話
バンッ
オレは勢いあまって後ろに後退りし過ぎた所為か、後ろの棚に背中をぶつけた。
しかし、今は棚にぶつけた痛さよりももっと違う事に心が向いていた。
さっきの幼い声…
さっきの懐かしいような映像は……
ナニ?
額からは一筋の汗が、流れ出ているのを微かに感じた。
怖くて、頭が上げられない。
今の状況が把握出来なくて……
コワイ。
「……んっ。」
ビクッ…───
ホスト教師のその覚醒の声に、オレの肩は震えた。
次の自分の行動を必死になって、考える。
しかし、恐怖と焦りの所為かそんな事を考える余裕がない。
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