第185話

声だけで誰なのか分かるという事は、相当印象の深い人だったんだなと改めて感じる。



そう…そこにいたのは……






「んーだ?邪魔すんなよ、龍。」



あの変人だと第一印象に持った、金城 龍さんだった。



凄いお茶らけたようにこの場に入ってくる彼はやはりただ者ではないと思う。



今日は余計に彼を変人だと思った。





「いいじゃないっすか~。一人だけヒロと話すなんてヌケガケはズルイですよぉ。」



「てめぇは、俺のいない所でヒロと会ってんだろうが。我儘言うな。」



そして、龍さんを否めている彼を見るときっと彼もただ者ではないと分かる。



あの変人の龍さんが何も言わずに、その場ににっこりとしたまま立っていたのだから。



ああ、きっとその彼も恐ろしい人なんだわ。



そう思って、私はカラスさんの後ろに隠れるように様子を伺った。

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