第175話
こういうお兄さん達を見慣れてると言っても、この睨みをきかされた状況を見た所それもあまり役にたたないと思う。
いや、オレの家族とは百倍も違って怖いんですけども!!
そう思い、オレは額から汗をゆっくりと流した。
「あああ、あの…何か?」
「あ?てめぇ、さっき道草ででっけぇ声出して『大好きだあああ』なんて言いやがってよ。」
「お嬢ちゃん、知ってる?ここは大通りでさぁ…みんなの道なわけ。」
「大きな声なんて出されちゃあ、迷惑なワケだよ。」
ああああ、どうやら真野さんは大きな失態を犯してしまったようだ!!
こんな大通りで、こっぱずかし気もなく…『大好きだあああ』なんて叫んでしまったらしいのだ。
いや、全く気がつかなかったよ。
オレ、自分の行動を把握出来ていないようだ。
ああ、反省しなければ。
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