第32話
『佐藤組?どうしてまたそんな所を?』
「事情はまだ詳しくは話せねぇんだ。頼む…承諾してくれ。」
俺は滅多に人には頭を下げない。
多分、右腕のこいつにも頭を下げたのは片手の指に入らないくらいだろう。
しばらくの沈黙が流れた。
『……分かった。』
何かを決意したように、龍は重い答えを出した。
俺はその答えを聞いて、息をつこうとしたその時────
『ただし……条件がある。』
龍は真剣なその声で、俺に言った。
電話越しだから、どんな顔をして言っているのかが分からないので心情は読めない。
しかし、声がいつになく真剣なものなのできっとふざけた条件ではないのは容易に理解出来る。
「条件は…何だ?」
どんな条件でも呑むつもりでいる俺は何かを決意したように聞いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます