第30話
関東一のでかい組、羽柴組。
そこの組に入っているまだ若い組員として仕えてるって、自慢して来たっけな?
そんなヤツと知り合いってんのも、自分でも何でかな…って時たまに思う。
…が、まぁ友達なんだからいいかと思い、俺はこいつに電話をかけた。
プルルル…────
5コールしたくらいだろうか?
電話を取る音が俺の耳元に聞こえて来た。
『はぁいはぁい~、龍ちゃんですよぉ。』
…相変わらずの馬鹿さが滲み出てるな。
そう呆れつつも、俺はその言葉に答えた。
「俺だ、龍。」
『んぇ~、オレオレ詐欺なら間に合ってまぁす。するんだったら、燿(ヨウ)の若にしてくださいよぉ。えっと、今から番号教えてあげますから。090…』
「龍……お前、燿さんに殺されても知らねえぞ。」
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