第60話
「………退屈しねえ、女。」
蘭勝はそう呟きながら、灰皿に置いた煙草を見つめる。
既にそれを吸う気分でもなく、クシャリと遠慮なく潰した。
―――…さて、これからどうするか。
彼の予定としては、次に靴や式場も用意しないといけないし………指輪だって買わないといけない。
「マジでこういうのは一回限りにしてもらいてえな。」
買い物が嫌いな蘭勝にとって、そういうのは本気でお断りな性格。
―――…紗綾とじゃねえと、来てねえっつーの。
蘭勝は舌打ちを一度だけした後、テーブルに視線を落とした時………紗綾が置いていた荷物からバイブの音がし始めた。
―――…クック、不用心な女。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます