好きな人。

第2話

時は既に1月の中旬に入った。



成人の日も過ぎて、私は制服に腕を通していた。



……そろそろ最後のテストだし、卒業式の答辞も任されてしまったところだ。



全く、この上なく面倒くさい行事だと心底思ってしまう。




答辞って、どんなこと言えばいいわけ?



どうして私がこんなことしなくちゃいけないの?



―――…生徒会長やっていたからか。



あと、何故か成績優秀者として選ばれてしまったから。



……まあ、勉強は怠らないようしていたからこのような結果になっただけだ。



こんなことなら、少しだけ手加減したらよかったのか?



まあ、済んだことを悔やんでも仕方がない。



私は家の鍵を取って、リビングを出る。

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