本当の噂話
第246話
あれから、北山田先生にパシリをされたくらい以外は変わったことはなく……普通に時を過ごした。
普通に時を過ごしたというのも意義深いものなので、大まかではあるが。
変わらない生活というのはこんなにも平和なのかと、改めて強く感じた。
さて、それよりもだ。
私は今日は砦に真っ直ぐ帰るように言われているので、それに大人しく聞き従おうと思う。
……そうしておかないと、後で何をされるか分からないし。
嫌な予感を抱えつつも、私は靴箱に向かっていると久々に彼女と会った。
「あら、中村さん。………と、中島さん。」
───…二人一緒に並んでいるなんて、珍しいショットね。
目を見張らすように見ていると、中村さんの表情を見て、私は全てを悟る。
ああ、中島さんが勝手に着いて来たのね。
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