第233話
侘しいバーの中で、1人静かに煙草を吸っている男性の隣に一人の男が座る。
「もう一本、いる?」
「―――…いんねえ。つか、未成年がそんなもん持ってんじゃねえぞ。」
「言っとくけど、俺と疑央は同じ歳だからね。」
白髪の男・疑央は自分が老けていると感じている所為か、あまり自分が学生だと感じていない。
……まあ、今まで学校というものに通っていなかった所為でもあるが。
「機嫌、悪そうだね。」
「別に悪かねえ。」
「嘘。」
「テメエ、あんまナマ言ってっと、殺すぞ?」
「テメエって言うな。」
彼がそう言った時、疑央は久々に彼の名前を呼ぶ。
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