第91話

意味が理解できない間にも、四谷さんは全ての人間に指示を出す。




「当初の予定通りだ!!やれ!!」



その指示を出してすぐ空気が、変わった。







「さあて、楽しもうじゃねーのよ。クソ女。」



「退屈させないでよね。」



中島さんは玲音さんと千鶴さんに囲まれて、身動きがとれないようだ。



舌打ちを一度してから、彼女はまず玲音さんに右手を出した。






その間にもランカさんが私と砦に向かって走ってきたが、それを遮られる。



「僕の相手してえなあ……、蘭勝。」



「ちっ。」



千歳さん。



てっきりランカさんには四谷さんが相手をすると思っていた。



他の人たちは楔さんに向かって手を出し始めていて、驚いた。



と、止めなきゃ…っ!!




しかし、私は砦に抱き締められていたので身動きがとれなくなっていたことをすっかり忘れていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る