第61話
「……俺に媚び、売んないでくださいよ。」
「媚び?売ってないよ。」
……分かれよ。
ただ、俺が捻くれてるだけだ。
アンタに俺が嬉しがってるのを悟られたくなくて、そう言ってるだけだって分かってくれよ。
なんて、無理だよな。
「何か?」
「うん、ちょっと今日は協君に用事がね。」
“公浩さんに聞くと、ここだって言ったから”
そう付け加えてから、彼は俺に何か白い封筒を出して来た。
……何も書かれていないそれを俺に差し出すので、首を傾げてしまう。
「俺にですか?」
「ううん、この中身は違う人の。」
は?
じゃあ、何でそんなものを俺に渡すんだ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます