第46話
……流石にそろそろ本気で大稀さんが可哀想に見えてきた俺は、公浩さんと蘭サンの間に入る。
「公浩さん。蘭サンに楯突いても、埒があかないですから。」
「……協。コイツと知り合いなのか?」
「まあ、幼馴染でして。」
意外だったのか蘭サンと俺を見比べるが、その答えは“ふーん”と興味がなさそうな言葉だけだった。
いや、深く突っ込まれても困るだけだけどな。
「つか、こんな男どーでもいいんだっつーの。大稀、さっさと行こうぜ。」
「今日はどこ行く気だったんだ?」
「『不死鳥』の上条んトコ。」
「深夜?どうした、また?」
「いや、ちょっと口説いとこーと思ってな。」
「……いい加減にしろ、蘭勝。」
「冗談だ。本当に用事があるだけだ。」
「圏内のクセに。」
「まあ、82点ってとこだな。」
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