第41話

知ってる。



『髑髏』は実は、両刃だということを聞いたことがある。



……噂だったので信じたことはなかったのだが、どうやら嘘ではなかったらしい。





「……つか、あ?協じゃねえか。」



「は?」



何故名前を知っているのか驚いた。



俺にとってその人物が消したい記憶の中にいる人だったから。



―――…嫌な予感がする。







「……もしかして、蘭サンっすか?」



「あれ、知り合い?蘭勝。」



「おう、幼馴染だ。」



「へえ。協君っていうんだ。」



大稀という男が嬉しそうに俺を呼んだが、俺はそれどころではなかった。



蘭サンって言えば――…うわ、嫌な思い出が蘇って来た。

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