第64話
「・・・え?」
思わず口から声が出た。
なんで笑ってるの?
こんな感情めんどくさいだけじゃないの?
そう思っていると、
「やっと言ったな?」
と、言って背中と膝裏に手を回し私の体を持ち上げ、いわゆるお姫様抱っこをされた。
突然の浮遊感に驚いたが、はっとなり、足をジタバタさせて抵抗した。
「おい、暴れんな。スカート捲れるぞ?」
俺は別にいいけど、と含み笑いを浮かべた。
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