第61話

「・・・なんかあったんじゃねーの?」



ビクッ



何か・・・。

たしかに連絡先を消した2週間前、マミさんと稀雄の姿を見てしまった。

でも、これを本人に言うのは気が引ける。

彼女でもないのに私が何か言えるわけがない。



「ま、いーや。とりあえず来い。」



すると、稀雄はそう言って私の腕を掴んで歩き出した。




「・・・いやっ!」




マミさんとのことを思い出し、咄嗟に腕を振り払った。

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