第27話
稀雄に連れられ階段を登っていると
「何あの子」
「なんで神楽さんに抱き寄せられてんの?」
「小娘が生意気すぎ」
私を罵倒する声が痛いほど耳に入ってくる。
耐えられなくなり下を向いていると、
「…お前、次から裏口から来い」
「……え、裏口?」
「その方が来やすいだろ」
そう私の気持ちを汲み取ってくれた。
「……でも平日は学校があるのでそんなに呼び出されてもあんまり来れませんよ?」
私がそう伝えると、稀雄はふっと軽く笑った。
「毎日は呼び出さねぇよ。俺にも仕事があるからな」
あ、そうだよね。毎日呼び出されるわけないよね。あくまで稀雄の"暇つぶし"なんだもん。
「けど、俺が呼び出したら絶対来い」
だけど稀雄の言葉には絶対に逆らえないような力があったので大人しく首を縦に動かした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます